日々、何気なくやっているシャンプーですが、AGA(男性型脱毛症)になってしまった私たちはダイレクトに頭皮を洗うシャンプーにもっと気をつけるべきなのは言うまでもありません。
でもどういうシャンプーが良くて、どんな洗い方がいいのか、そもそもシャンプーは何のためにやっているのか、など疑問がわいてきますよね?
そこでAGA対策をする上でシャンプーの考え方・方法について正しいヘアケア知識をご紹介していきます。
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シャンプーの役割とは?
頭皮は、他の皮膚よりも皮脂が多く分泌されています。
これらの皮脂は、白色ブドウ球菌やマラセチアといった常在菌によって分解されて、汗と混じり合って乳液状の皮脂膜となります。
そしてこの皮脂膜は、皮膚の表面を保護したり、毛髪のツヤを与えたりします。
そもそも常在菌も皮脂も頭皮や毛髪にとって必要なものです。
なので、取りすぎてはいけないのですが、正しいAGAの知識がない人は皮脂がAGAの原因の一つだと思って必死で皮脂を落としてしまいます。
→【AGA都市伝説】皮脂が薄毛の原因なのか!?
しかし、頭皮は顔のTゾーンの約3倍もの皮脂が分泌されると言われています。
お肌のように汚れが垢となって自然に落ちて行きにくいため、古い皮脂などを落としてあげる必要は確かにあります。
適度な皮脂は残しつつ、過剰な皮脂を取り除くことが正しいのです。
自分に合ったシャンプーの頻度を見つけよう
頭皮の状態は人それぞれですので、頭皮のタイプによって洗うべき頻度やシャンプーも異なります。
家族みんなで1本のシャンプーを共有しているのは、本当はおかしいのです。
洗浄力が高いシャンプーは、乾燥肌の人が使用すると必要な皮脂まで落としてしまい、さらに乾燥してしまうということにもなります。
また皮脂過剰な人が洗浄力の弱いシャンプーを使っていると、頭皮に皮脂が残ってしまい酸化してトラブルを招く可能性があります。
そこで、シャンプーの頻度について考えてみましょう。
よく「シャンプーは毎日した方がいいのでしょうか?」「洗いすぎると抜け毛の原因になりませんか?」など、不安になっている方も多いです。
その答えは、「毎日洗った方がいい人もいますが2、3日に1回でいい人もいる」が正解です。
また、同じ人でもその日の過ごし方や季節によって汗や汚れ具合も違います。
目安としては、若い男性は毎日、女性や老人は1、2日に1回という感じでしょう。
皮脂の分泌が少ない人は、最近話題のお湯だけでシャンプーする「湯シャン」でも大丈夫だと思われます。
あとは自身が気持ち悪いかどうかという感触の問題だと思います。
→最新のAGAシャンプー法!?湯シャン、脱シャンとは
ただし、私たちのようなAGAの人は皮脂が過剰な場合が多いため、当然毎日洗った方がいい部類に入ります。
正しいシャンプーの方法とは?
普段あまり意識していないと思いますが、シャンプーは毎日することですから、その正しいやり方を知ることは重要です。
それでは正しいシャンプーのやり方をご紹介します。
①(髪の長い人は)まずブラッシングをする。
目の粗いブラシで軽くブラッシングすることで髪の汚れは落ちますし、頭皮の汚れも落ちやすくなります。
②お湯でしっかりゆすぐ
シャンプーを始める前にまず髪と頭皮をお湯で洗いましょう。
1、2分お湯で洗うことで髪の汚れほとんど落ちますし、頭皮の汚れもお湯で毛穴が開いて落ちやすくなります。
③シャンプーを手のひらで泡立てる
シャンプーをいきなり原液のまま頭皮につけていませんか?
シャンプーはまず手のひらにとり、お湯を加えてよく泡立てます。
シャンプーは泡で洗浄しますので、たっぷりと泡立てることで頭皮を優しくしっかりと洗浄することができるのです。
④頭皮を洗う
毛髪についた汚れはお湯でのすすぎですでに落ちていますので、洗うべきは頭皮です。
髪に生え際から頭頂部に向けて、両手の10本の指の腹を上手に使って頭皮全体を優しく洗いましょう。
その際の注意は、爪を立てたりしないこと。
爪を立てると大切な頭皮を傷つけてしまいますので。
⑤十分にすすぐ
すすぐ時にも、指の腹で頭皮全体をマッサージするようにしましょう。
すすぎ残しがあるとシャンプーは化学成分ですので、トラブルの元になってしまう可能性があります。
髪の毛よりも頭皮をしっかりとすすぐように注意しましょう。
(シャンプーは頭皮ケアだと意識するといいですね)
⑥(必要であれば)リンスかトリートメントをつける
リンスやトリートメントは、毛髪のダメージを補修したり髪をしなやかにするためのものですので、なるべく頭皮にはつけないようにしましょう。
⑦タオルドライ後に素早く乾かす
髪の毛が濡れている状態は、キューティクルが開いている状態、そして雑菌が繁殖しやすい状態です。
つまりダメージをダイレクトに受けやすい状態です。
なので、シャンプー後は素早くタオルで拭きます。
なるべくドライヤーを当てる必要がないようにある程度はタオルでしっかりと拭き取りましょう。
そしてドライヤーを使う場合は、頭皮もしっかりと乾かしてください。
ただし、髪も頭皮もドライヤーの当てすぎは厳禁ですので気をつけてください。
【発見動画】ダウンタウンの番組でも「ハゲないシャンプーの仕方」を紹介していた!
you tubeにて、ダウンタウン出演の過去の番組にて「ハゲないシャンプーの仕方」を見つけましたので、ご紹介しておきます。
マッサージを取り入れるのは血流を促すため、確かに一理ありますね!
シャンプーで育毛は可能なのか?
世の中には育毛成分を配合した育毛シャンプーとうたった商品がたくさん出ています。
果たしてAGAに対して育毛効果のある、またはAGAの予防になるおすすめのシャンプーなどあるのでしょうか?
シャンプーで栄養を与えて育毛するなどとうたっている商品は、ほとんどは怪しいと思った方がいいです。
なぜなら、頭皮は排泄器官で栄養を吸収する場所ではないからです。
頭皮や毛母細胞の栄養となるのは、血液を通して届けられる食べ物だけです。
ではどんなシャンプーがAGAの私たちには合っているのでしょうか?
最近は、皮脂をとりすぎないように洗浄成分がアミノ酸系の頭皮に優しいシャンプーを使いましょう、という記事をよく見かけます。
しかし、これはあくまでも普通の頭皮状態の人の場合ですので、注意が必要です。
AGAの人は皮脂が過剰に分泌されている人が多いため、ある程度の洗浄力がシャンプーには必要だと私は経験上感じています。
でも合成界面活性剤の入ったシャンプーは洗浄力が強すぎるという方もいるでしょう。
その点、天然成分が中心のものや添加物の少ない石鹸系シャンプーは、頭皮への刺激はマイルドですが、洗浄力はしっかりと洗えます。
皮脂分泌が盛んなAGAの我々でもすっきとり洗えるのでオススメです。
AGA治療に最適なシャンプーとは?
また皮脂が過剰なAGAの頭皮には、脂漏性皮膚炎などの炎症を起こす可能性もあります。
そこで私が唯一、AGAに対して育毛効果のあるシャンプーだとオススメできるのはAGA専門クリニックでも処方されているケトコナゾール配合のシャンプーです。
ケトコナゾールは、医薬品成分で、白癬(はくせん)やカンジダ、脂漏性脱毛症などの治療に使用される抗真菌剤です。
殺菌作用があり、細菌や真菌によるフケやかゆみを抑えて頭皮環境を整えてくれます。
さらにAGAの原因である男性ホルモン(DHT)の働きを抑制して、AGAに対してもダイレクトに効果があるというAGA治療薬の側面もあり、我々には嬉しすぎる優れものなのです。
もちろんシャンプーよりも育毛剤などの方が重要なのは言うまでもありません。
ケトコナゾール配合のシャンプーは、医薬品なので一般には売っていません。
ですので、クリニックか個人輸入で手に入れるしかありません。
個人輸入では、通常の通販と同様な手続きで購入できます。
またその場合は、偽物などつかまされないように信用あるネット業者を選ぶことが重要です。
私が実際に利用してみて安心な業者は以下のところです。
→育毛ハック
→オオサカ堂
→アイドラッグストア
日々何気なくやっているシャンプーもいろいろと奥が深いですね。
薄毛治療のために正しいシャンプー習慣をつくりましょう!
・皮脂は必要なものなので適度な皮脂は残しつつ、過剰な皮脂を取り除くことが正
しい
・毎日洗った方がいい人もいるが2、3日に1回でいい人もいる
・AGAの人は皮脂が過剰な場合が多いため、毎日洗った方がいい
・正しいシャンプー法は、ブラッシング、予洗、泡立て、頭皮洗い、すすぎ残さな
い、タオルドライ
・AGAに対して育毛効果のあるのはケトコナゾール配合のシャンプー