一度でも育毛シャンプーを選んだ方ならご存知の方も多いスカルプDですが、その発売元はアンファーという会社です。
スカルプDをここまでの知名度にした会社だけあって、強力なマーケティング力と宣伝費を持っている会社さんです。
そのアンファーがこの度、なんとあのリアップに対抗してミノキシジル配合の発毛剤を発売しました。
一見、普通のニュースのようですが、皆さんはこの凄さがわかりますでしょうか?
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製薬会社でない会社(アンファー)が医薬成分配合育毛剤を発売するのは凄いこと!
というのも、市販されている育毛剤や育毛シャンプーはすべて化粧品や医薬部外品なのです。
そして現在、日本で唯一市販されている第1類医薬品の発毛剤リアップが市場をほぼ独占してきました。
ここで、医薬部外品と医薬品の違いですが、まず育毛剤は抜け毛を防止して今ある毛を育てるもの、発毛剤は髪を生やすもの。
医薬部外品は育毛剤で予防(育毛)効果、医薬品は発毛剤で改善(発毛)効果と考えてください。
つまり、化粧品や医薬部外品の育毛剤は、抜け毛防止・育毛しかうたえませんが、医薬品になると発毛がうたえるのです!
医薬品と医薬部外品とは効き目が違うのはもちろんのこと、発売するためにはしっかりとした管理体制が必要なため、今までは発売できるのは製薬会社にほぼ限られていました。
しかし、アンファーはおそらく膨大な費用と時間をかけて医薬成分ミノキシジルを配合した製品の発売にこぎつけました。
今まで育毛市場では、大正製薬のリアップが一人勝ちでした。
その累計本数、なんと6000万本!
2017年10月20日には、20%増量した「リアップX5プラスローション」を発売しました。
現在、AGA対策薬で国内認証A判定とされているものは、ミノキシジルとフィナステリド(プロペシア)だけです。
そして、フィナステリド(プロペシア)は病院で医師の処方の元でないと使用できない医薬品です。
ミノキシジルが配合されたリアップは、第1類医薬品ですので街の薬局やネットでも購入できます。
だから、6000万本もの本数が販売されているのです。
スカルプDで育毛シャンプー市場を制したアンファーがここを攻めてきたのは、企業努力としては見上げたものだと私は思います。
2020年までに90億円の売り上げを見込んでいるというから、凄いですね!
(今までのスカルプDの膨大な顧客がいますのから、現実的な数字だと思えます)
今まで発売されていたミノキシジルとの比較は?
でも、使用する私たちから見るとどうなのでしょうか?
まず、ミノキシジルの配合率は5%とリアップもメディカルミノキ5も同じです。
ということは効果も全く同じとなります。
価格は、リアップが7611円、メディカルミノキ5が7800円とメディカルミノキ5の方が少し高く設定されています。
しかし、さすがは商売っ気があるアンファー、ネットでまとめ買いすると安くなるように設定されています。(4本で14%オフ、3本で10%オフ)
リアップは値引きをしていませんので、メディカルミノキ5の方がお得に購入できます。
と、ここまでは一般的な情報ですが、このサイトではそのさらに上をいく個人輸入との比較も行います。
個人輸入業者の大手、オオサカ堂だとミノキシジル5%で最安は、カークランドで3334円です。
なんといきなり半額以下です!
配合有効成分のミノキシジルは5%と全く同じですので、効果も同じです。
もちろんアメリカの製品ですので、多少アルコールがきつかったりベトついたりという使用感の悪さはあるようです。
それにしても半額ですので、背に腹は変えられませんよね。
(ただし副作用は自己責任となります)
安心して国内承認薬を買いたい人には、メディカルミノキ5はいいのかもしれませんが、このサイトは「自宅でできるだけ安く発毛結果を出す」のが目的ですので、個人輸入に軍配が上がります。
そもそもミノキシジルって何?という方へ
リアップとこのメディカルミノキ5に含まれる医薬成分「ミノキシジル」って、そもも何?という方のために説明します。
薄毛になってしまうAGA(男性型脱毛症)とは、れっきとした疾患ですので薬で治療することができます。
今や医療の力で発毛できる時代なのです!
そしてミノキシジルが発毛に欠かせない薬であることは、日本皮膚科学会がA判定を出していることからも間違いありません。
ミノキシジルは、毛細血管を拡張させて血圧を下げる作用があり、もともとは経口血圧降下剤と言うものでした。
1970年代に開発されて使用されていましたが、副作用として多毛症が頻繁に報告されるようになり、外用薬として頭皮への試験がおこなわれた結果、男性型脱毛症に非常に有効だと発表されたのです。
これによって今や発毛剤の革命品として全世界に君臨しています。
血圧を下げて血管を拡張させるのですから、当然、血行が促進されます。
そうすると頭皮の毛母細胞にも栄養と酸素が運ばれて、髪が成長しやすくなります。わかりやすいですね。
ミノキシジルについて詳しくはこちら、
AGAについての基礎知識はこちら、
メディカルミノキ5、ついに待望の発売へ!
そんな紆余曲折があって、ついに2018年8月8日(水)よりメディカルミノキ5が発売となりました!
元SMAPの香取くん、草彅くんをミノキ兄弟というキャラクターにして打ち出してきました、この辺りはさすがにうまい(笑)!
まとめ買いするとリアップよりも安いので、ここから大量のCMを投下してくると思われます。(大正製薬さん、大変ですね。。)
なんと!アンファーのメディカルミノキ5、いったんは発売延期に。なんとも世知辛い育毛業界?
そして、このメディカルミノキ5は実は2017年10月4日に発売予定でした。
が、なんと去年、発売延期ということになっていたのです。
満を持して発売までこぎつけたアンファーがなぜそんな事態になってしまったのか?
「厚生労働省から説明書の効果、効能を示す一部の図に対して指摘が入った」(アンファー関係者)
とのこと。
もしかしたら、巨額の利権が動く案件だけに何か裏の力が働いた?、と陰謀説のような勘ぐりもしてしまいましたが、それはまさかの当たりだったようです。
なんとリアップの発売元の大正製薬が厚労省に指摘をしたそうです!!!
大人の世界、生目を抜く育毛業界って感じで怖いですねー。。
ただし、発毛はミノキシジル(メディカルミノキ5)だけに頼らないでください!
そして、さらにこのサイトでは何度もお伝えしていますが、ミノキシジルだけでは発毛には片方落ちです。
AGA治療には、ミノキシジルとフィナステリド(プロペシアの有効成分)の両方が外せません。
ミノキシジルは毛母細胞を活性化して発毛を加速するアクセル、フィナステリドは男性ホルモンのブレーキだからです。
ここ、重要なポイントなので要注意ですよ!
多くの人が市販のミノキシジルだけに頼って髪を生やそうとしています。
AGAの原因をストップして進行を止めないで、髪を生やそうとしても無理がありますし合理的ではありません。
フィナステリド(AGAのブレーキ)を使用しないで、ミノキシジル(AGAのアクセル)だけを使用するのは症状を止めないで生やし続けるのですから、永遠なるいたちごっことなる可能性が高いです。
(だからミノキシジルだけを販売するのは、ずっと販売できるたね商売的にはおいしいのです。。)
現在のAGA治療は、ミノキシジルとフィナステリドの両方を併用するのが常識なのです。
私の経験上も、やはり一つの薬剤に頼るよりもミノキシジルやフィナステリドはもちろんですがトータルにケアすることが発毛への近道だと実感しています。
最後にあまり知られていませんが、私が現在使用していて効果とコスパで最強だと感じている発毛薬セットがありますのでご紹介します。
タイの育毛専門クリニック「ナコーンルアンクリニック」の処方薬セット
フィナステリド、ミノキシジル、ケトコナゾールシャンプー(育毛効果のあるシャンプー)、育毛体質改善サプリがセットになっています。
タイのバンコクで20年間、毎日200名が行列する実績あるクリニックだそうですので、偽薬などの心配もありません。
トータルにケアできるため、発毛の成功率が高いので有名です。
詳しくはこちら→育毛ハック
いづれにせよ、ネットの情報に惑わされないで本当に効果のある治療をしてくださいね!
自宅で賢くコスパよく発毛した体験記はこちら、
- スカルプDのアンファーがミノキシジル配合「メディカルミノキ5」を発売する。
- 「メディカルミノキ5」は、リアップと同じミノキシジル配合率で効果も同じ。値段はまとめ買いでリアップよりもお得に。
- 個人輸入だと「メディカルミノキ5」の半額以下で同様のミノキシジルが手に入るので、安さの軍配は個人輸入に。
- 発毛には、ミノキシジルだけでなくフィナステリドも合わせてトータルに治療することが近道。
- 「メディカルミノキ5」は、いったん発売延期になったがようやく発売へ