先日、アンファーからミノキシジル配合薬「メディカルミノキ5」が発売されたばかりですが、なんと老舗のロート製薬からもミノキシジル薬が11月17日(土)に全国の薬局・ドラッグストアにて発売される事が発表されました。
2010年代以降、20年来独占してきた大正製薬の特許が切れてきたために、ここにきて後発メーカーが続々と動きだしています。
メディカルミノキ5の発売は、以前こちらの記事でご紹介しましたのでご参考までに。
➡︎あのスカルプDの会社「アンファー」がついにミノキシジル配合薬「メディカルミノキ5」を発売!
しかし、今回はリアップを発売する大正製薬の真っ向からの競合会社、大手製薬会社からの発売ですから大正製薬さんも穏やかではありません。
まさにミノキシジル戦争、ダブルで勃発!といった様相ですね。
では、ロート製薬のリグロEX5とはどんな医薬品なのでしょうか?
今までに発売されたリアップとメディカルミノキと比較しながら、さっそく見ていきましょう!
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リグロEX5のミノキシジル配合率は、リアップ、メディカルミノキと同率。効果に差はなし。
今回発売されるリグロEX5ですが、リアップと同じく頭皮に塗布するかたちの外用薬となります。
そして、肝心なミノキシジルの配合率はというと、これもリアップ、メディカルミノキ5と同じく5%です。
ということは効果にも当然差はありません。
んー、最も後発で発売されたのに、同じとは残念感は否めません。。
やはり薬局で市販される第1類医薬品ですので、比較的副作用が強いミノキシジルということを考慮するとこの配合率が限界という事なのでしょうね。
また、ボトルの形やデザインはこんな感じです。
赤と黒を基調2、気品と強さを表現したデザインだそう。。
うーん、メディカルミノキの方がスマートで私は好きです。。
なんでこうドギツクなってしまうのでしょうか?
グリップがききやすく開けやすい八角形キャップとなっています。
ヘッド全体を使って薬液を広範囲に塗りこむことができるやわらかヘッドとのことですので、この辺りは使用感は良いのかもしれませんね。
リグロEX5、その魅力は価格!?
気になる価格はと言いますと、現行販売品と比較表にまとめるとこうなります。
リグロEX5 | リアップX5プラス | リアップX5 | メディカルミノキ5 | |
ミノキシジル
配合率 |
5% | 5% | 5% | 5% |
容量 | 60ml | 60ml | 60ml | 60ml |
実勢価格 | ー | 7611円 | 6458円 | 6240円 |
定価 | 7560円 | 7612円 | 6458円 | 7800円 |
リグロEX5の価格は、税込7,560円となっています。
最終的には、実勢価格がいくらに落ち着くかによるといった感じでしょうか。
現状発売されているミノキシジル配合薬の実勢価格(amazon調べ)から見ると、はっきり言って微妙な差ですね。。
通販用のリアップX5がわずかにお得といったところです。
ただし、メディカルミノキ5だけはまとめ買いで安くなるようですので少しお得です。(4本セットで1本あたり6250円)
なぜ後発なのにこんなに差別化ができないのでしょうか?
配合率などは法規制があると思いますが、価格はもう少し企業努力をして欲しいものです。
やはり製薬会社ってなかなか普通のマーケティングでは動いていないのかもしれませんね。。
そもそもミノキシジルって何?という方へ
リアップのCMでもうたっていますが、現在、発毛剤とうたえる医薬品は有効成分ミノキシジルを配合したものだけです。
その他のものは育毛剤としか言えません。
市販の育毛剤は今ある毛を育てるもの、クリニック処方や薬局で売っている発毛剤は髪を生やすもの。
医薬部外品は育毛剤で予防効果、医薬品は発毛剤で改善効果と考えてください。
そのあたりをネットの情報で混同してしまう方が多いようです。
AGAは男性型脱毛症という疾患です。
それには医薬品で対処するのが常識です。
それには、プロペシアとミノキシジルは外せません。
プロペシアは男性ホルモンのブレーキ、ミノキシジルは毛母細胞を活性化して発毛を加速するエンジンです。
本当は、どちらかだけでは片手落ちなのです。
結局、ミノキシジルを買うには、個人輸入(通販)が正解という現状は変わらず
ここまで今回発売されるリグロEXと今までのミノキシジル剤を比較して見てきましたが、残念ながら特筆すべき差別化はないようです。
このブログを読まれている方の中には、現在も個人輸入という形のネット通販で海外のミノキシジル剤を購入されている方もいらっしゃるかと思います。
アメリカなどだと、ロゲインやカークランドといった名前で販売されていて、日本からでも個人輸入というかたちの通販で簡単に安く購入できます。
オオサカ堂さんなんかがその大手サイトです。
➡︎オオサカ堂
また最近では、フォリックスなどは15%ものミノキシジル配合率の育毛剤も販売されています。
ミノキシジルの配合率の高さや価格の安さを考えると、やはり個人輸入(通販)に軍配が上がります。
ただし注意しなければならないのは、副作用などは自己責任となるということです。
特にミノキシジルは副作用に注意が必要な医薬品です。
外用薬は内服薬よりは副作用はないと言われていますが、それでも15%もの高濃度であれば注意が必要です。
このブログでは、AGA治療薬の個人輸入について詳しく調べた記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
➡︎【オオサカ堂通販】商品は偽物?危険?違法?気になる評判を徹底解剖!!
もちろん今回発売になるリグロEX5などのミノキシジル配合率5%の市販品はほとんど副作用の心配はありません。
ミノキシジルの副作用に注意が必要なのは、主にミノタブと呼ばれる内服薬ですので。
今後も新しいAGA治療薬の情報が入りましたら、検証してご紹介していきますね!
- リグロEX5のミノキシジル配合率は、リアップ、メディカルミノキと同率。効果に差はなし。
- 価格も容量もほぼ差はない。
- ミノキシジルの配合率の高さや価格の安さを考えると、やはり個人輸入(通販)に軍配が上がる。