fbpx
最短でコスパよく、自宅でこっそりAGAを克服しよう!
AGA治療の基礎知識

【AGA育毛の基礎知識】髪の生えるメカニズム完全版①

このブログは、自力で発毛をするためのノウハウをお伝えしていますが、そのためにはまずは正しい知識を身につけることが必須です。
髪に関する正しい知識は、正しいAGA治療方法を見分ける判断材料になるのです。
効率的にAGA治療を行うためにも、まずは髪の基礎知識を身につけることから始めてください。
今回はちょっとお勉強な感じですが、まず最初に毛は身体の中でどんな風に生えているのかから説明していきますね。

▼毛の身体の中のありか

毛根周辺について

まずは毛根のまわりに注目してみましょう。
毛根の周辺には、毛細血管と末梢神経が網目状に張り巡らされています。
毛細血管は、神の成長に必要な栄養と酸素を運ぶまさに生命線

このように髪の成長には、頭皮の毛細血管の血行が正常に流れていることが第一条件となります。

皮膚について

次に皮膚に注目してみましょう。
皮膚は”表皮”と”真皮”の2つに分けられます。

【1】表皮

体の表面に露出している部分で、細胞が密に重なり合っています。
最も下側の基底膜の細胞が分裂を繰り返し、有棘(ゆうきょく)細胞から顆粒細胞へと変化し、最後には死んでしまいます。
死んだ顆粒細胞は角化細胞となり、瓦のように重なります。
そして重なり合った角化細胞が身体の表面を守る保護膜としての役割を果たします。
”表皮”はこのようにしてできるのですね。
ちなみにフケや垢は、表面の角化細胞が剥がれ落ちたもの。
つまり、角化細胞の入れ替わりによって皮膚は生まれ変わっているということです。
角化細胞の入れ替わりが行われるスパンは、約1ヶ月です。

【2】真皮

”表皮”の内部にあたる部分で、ゼリー状になっています。
”真皮”には、髪の毛の根の部分に当たる毛包が存在します。
”真皮”は「細胞外マトリックス」とも呼ばれ、主成分はコラーゲンといわれるタンパク質。
細胞外マトリックスの中では、線維芽細胞が常に新しいコラーゲンを作り出しています。
重要なポイントとしては、このような構造の下に毛の根っこの部分である”毛包”が存在しているということです。
ここをしっかり押さえておきましょう。

▼毛の構造と役割について

594775052402a0f458f80422aa4cfa6a

毛根

次は毛根にフォーカスしてみましょう。
毛根の中でも、皮膚に埋まっている部分全体を”毛包”中心から生えている毛を”毛幹”といいます。
そして”毛幹”の根元の膨らんでいる部分は”毛球”といい、毛球”を包み込んでいる部分を”毛根鞘”(もうこんしょう)といいます。
髪の成長において中心となる重要な部分は”毛球”。
”毛球”は、主に2つの部分から組成されています。
中心部分を”毛乳頭”
周辺部分を”毛母細胞”
この2つとなります。
まず、髪の成長は毛球の周辺部分にある”毛母細胞”が分裂を繰り返すことで行われます
”毛母細胞”の分裂は非常に活発に行われていて、身体の中で最も細胞分裂が激しいとも言われています。
このことから、身体の中で一番の働き者ということが分かりますね。
分裂した”毛母細胞”は、角化して”毛幹”と”内毛根鞘”になります。
角化した細胞ということは、なんと髪の毛の正体は死んだ細胞の集まりとなります!

毛乳頭

”毛乳頭”は、
毛乳頭細胞
細胞外マトリックス
この2つで構成されています。
内部では、毛細血管が張り巡らされています。
”毛乳頭”は”毛母細胞”の分裂を促進する役目を果たしています。
残念ながら、促進させる仕組みは明らかになっていませんが、”毛乳頭細胞”が化学物質を分泌することで、”毛母細胞”に分裂を促すサインを送っているのではないかと考えられています。
この”毛乳頭”の促進作用の仕組みが解明されれば、毛の成長を大元からコントロールすることができるといわれています。
これがコントロールできるようになると、発毛剤による発毛促進に大きな期待が持てることになり、薄毛の人の救世主となることは間違いなしです。
ちなみに、”毛乳頭”には5α-リダクターゼという酵素が存在していて、男性ホルモンと深い関わりがあります

毛母細胞と毛乳頭細胞の数

では、人によって髪の成長に違いがあるように、”毛母細胞”と”毛乳頭細胞”の数は個人差があるのでしょうか?
実は、その差はほとんどなく一定といわれています。
そして、毛の太さの違いは”毛乳頭”の大きさによるものと考えられています。
”毛乳頭”が大きければ毛が太くなり、小さければ毛が細くなります。
重要なのは、毛を作る細胞の数にほとんど個人差がない点です。
つまりその細胞を活性化することで、誰でも毛の成長を期待できるということになります。

外から確認できる状態の毛

では、外から毛を確認するのはどのような状態になっていれば目視できるのか、見ていきましょう。
まず、”毛母細胞”が分裂すると、”毛幹”になる細胞と”内毛根鞘”になる細胞に分かれます。
”内毛根鞘”は”毛幹”を包み込んでいますが、これが表皮に近づくことで脱落します。
すると、内部の”毛幹”は裸状態となり皮膚の外に出ていきます
この状態になると、外から毛が生えていることを確認することができます。
また表皮の周りには、”皮脂腺”が開いており、”皮脂”が噴出し皮膚に供給されます。
”皮脂”には、髪と頭皮に潤いを与えるオイルとしての役割があり、”皮脂”の供給が多いと頭皮が”テカテカ”、少ないと”カサカサ”に。
たとえシャンプーなどで”皮脂”を洗い流しても、時間が経つにつれ皮脂腺から”皮脂”が供給されてきます。そのため”皮脂”による皮膚の保護機能が失われることはありません
高齢になると”皮脂腺”の働きが衰えるため、”皮脂”の供給が減少して皮膚が乾燥しやすくなります。
それと同じで、髪も同様に痛みやすくなります。

毛包

ではここで、”毛包”に注目してみましょう。
”内毛根鞘”と”毛幹”を包み込んでいる部分を”外毛根鞘”といいます。
”外毛根鞘”は表皮と繋がっていて、中に”立毛筋”があります。
”立毛筋”は、興奮したときや寒いときに毛を逆立てる役割があります。
猫や犬を想像していただければ、”立毛筋”の働きが分かりやすいですよね。
”立毛筋”の下側には”膨大部”という部分があり、”幹細胞”が存在していると考えられています。
”幹細胞”は毛の再生機能をつかさどる細胞です。
以上が”毛包”の仕組みです。
”毛包”全体が毛が生える一つのユニットといえる重要な部分です。
またこれは余談ですが、”毛包”は別の場所に移動しても毛が生えます。
つまり、”毛包”一つに毛が生える機能が一通りそろっているということです。
毛の構造と役割は以上となります。
大まかなイメージをつかんでいただけましたでしょうか?

▼毛の断面


次は毛の断面を見てみましょう。
毛(毛幹)は3つの階層で構成されています。
中心の芯になる部分を”毛髄”、”毛髄”の周りにある大部分を”毛皮質”、最も外側の部分を”毛子皮”といいます。

毛髄

”毛髄”は角化すると泡のような構造に変化します。
角化した”毛髄”は本来は保温の役割を果たすと考えられています。
しかし、人間の”毛髄”は角化の途中で消滅してしまいます。
理由として、人間には毛の保温機能が不必要で退化したためと考えられています。

毛皮質

”毛皮質”は髪の主成分ともいえる部分で、繊維状のタンパク質の複合体です。
毛のコシやハリは”毛皮質”の性質によって左右されます
”毛皮質”の性質はある程度生まれたときから決まっています。

毛子皮(キューティクル)

”毛子皮”は”キューティクル”とも呼ばれます。
シャンプー関連でよく耳にする言葉ですよね。
”毛子皮”は、皮膚における表皮と構造がよく似ていて、薄くなった角化細胞が瓦状に重なってできています。
主な役割は2つです。
髪を外界から守るバリアの役割
濡れた体毛の水分の流れる方向を調節する
この”毛子皮(キューティクル)”が傷んでしまうと、内側の”毛皮質”の繊維がバラバラに乱れてしまい、枝毛や切れ毛の原因となります
毛の断面構造は以上です。

薄毛改善のために髪の構造をしっかり理解しましょう!

毛を作るのに必要な要素は、すべて毛包組織に含まれてると考えられています。
つまり、薄毛改善には、このような髪の構造を理解して、発毛・育毛のメカニズムを知ることが重要となってきます。
次の、「【AGA育毛の基礎知識】髪の生えるメカニズム完全版②」では、さらに髪の成長に迫って説明していきます。
より深い知識を習得して、薄毛改善の対策に役立てましょう。

・髪の成長には頭皮の毛細血管が正常に流れていることが第一条件

”毛乳頭”には5α-リダクターゼという酵素が存在していて、男性ホルモンと深い関わりがある

・毛母細胞を活性化することで、誰でも毛の成長を期待できる

・”毛包”一つに毛が生える機能が一通りそろっている

・毛のコシやハリは”毛皮質”の性質によって左右される

”毛子皮(キューティクル)”が傷むと枝毛や切れ毛の原因となる