最近ネットをにぎわせている噂の「湯シャン」「脱シャン」という言葉をご存知でしょうか?
タモリさんや福山雅治さんなど有名人も「湯シャン」をやっているとか出てきます。
海外でもミランダ・カーさんやジェシカ・シンプソンさんなども「NO POO」と言って湯シャンを実践しているセレブがいるようです。
さらに作家の五木寛之五木寛之さんなどに至っては1か月以上も髪を全く洗わない「脱シャン」という方もいらっしゃるとのこと。
極端で目を引く話題ですが、本当のところはどうなんでしょうか?
話題の「湯シャン」、「脱シャン」とは?
「湯シャン」とは、シャンプーなどを使わないで髪をお湯で洗うことです。
湯シャンを推薦する人たちは、それで皮脂や通常の汚れは十分に落とせるし、皮脂は頭皮にとって必要なものだから落としすぎると乾燥したり、さらに過剰分泌になってしまったりするので良くないと言います。
頭皮の皮脂は汗と混じり合うことで皮脂膜を形成して、紫外線などの外部からの刺激や雑菌から頭皮を守る働きがあります。
皮脂を取りすぎると頭皮のバリア機能が弱まってしまい乾燥を招きそれによって血行不良など様々なトラブルの元に!
またそもそも頭皮には、常在菌と言ってカビや悪い菌から皮膚を守ってくれている菌が住んでいます。
この菌たちも一緒にとってしまうことでさらに頭皮のバランスが崩れてしまいます。
また「脱シャン」の推薦者も同様の根拠を言います。
いたって正論ですね。
でも果たしてそれは全て正しいのでしょうか?
「湯シャン」「脱シャン」は、AGAには合わない?
一つ見落としているのは、これらが当てはまるのは通常の健康な方の場合はそうだということです。
私たちのようなAGA体質の人は、皮脂が過剰に分泌されやすい状態になっています。
あなたも経験おありですよね?
ベトベトしてテカったりするのがとても気になりますよね?
そんな人が湯シャンだけにしてしまうと余分な皮脂が取りきれないで残ってしまいます。
するとそれが紫外線に当たって過酸化脂質など頭皮に悪さをする物質に変化してしまう可能性もあります。
また近代の肉食中心の食生活やストレス環境などでも皮脂が多く出がちですので、頭皮環境はその人それぞれなのです。
それをひとくくりにしてしまう事は、正しいケア方法とは言えません。
またAGAは皮脂が原因ではありませんが、出すぎた皮脂は育毛剤の浸透を阻むことも考えられますし、脂漏性脱毛症を招く可能性もあります。
やはり「湯シャン」「脱シャン」は、合う人と合わない人がいるが正解です。
私個人的にはAGAの人は「脱シャン」は上記の理由からやめておいた方がいいと思いますが、「湯シャン」「脱シャン」の言い分ももっともな部分もあります。
結局、自分が合うか合わないかはやはり実際に試してみるしかないでしょう。
逆に最近増えている敏感肌の方や乾燥肌、アトピーの方は、「湯シャン」「脱シャン」は相性はいいので試してみた方がいいです。
実際に「湯シャン」を試してみる
自分が湯シャンに向いているかどうかを確かめるには実際に試してみるほかありません。
こちらの美容師さんが紹介している動画が参考になります。
美容師に聞いたシャンプー無しの「湯シャン」髪にいいって本当?
この動画のポイントは以下です。
・いきなり湯シャンにするのでなく徐々に切り替える
・湯シャンに向くのは乾燥肌の方
・フケが多買ったり整髪料をつけている場合はオススメしない
・ぬるま湯でマッサージするように洗うのがコツ
ちなみに私も試してみました!
ですが、やはりシャンプーを使わなくなったあたりからベトつきが気になって2週間ほどで断念してしまいました。。
話題の「湯シャン」、あなたも一度試してみてはいかがでしょうか?
・皮脂は頭皮に必要なものなので湯シャンで落とす程度で良い(AGAでない人)
・湯シャンは合う人と合わない人がいる
・AGAに人には湯シャンは向かないことが多い
・あなたも湯シャンを試してみよう