AGA(男性型脱毛症)は、20代、30代の若年層によく見られる、抜け毛や薄毛、そして頭頂部がはげてくるなどの状態のことで、これには男性ホルモンが関係していると考えられています。

AGAを知ろう!

特に、思春期以降は、頭頂部や額の生え際などの毛が薄くなったり、抜けたりして、薄毛が目立ってくる方が多くいます。

U字ハゲ、M字ハゲは生え際から、O字ハゲは頭頂部からAGAの影響をうけて薄毛が進行し、やがてハゲてしまうことになります。

このAGAに対しての治療に使われるのが、「フィナステリド(プロペシア)」、「デュタステリド(ザガーロ)」という服用薬です。

デュタステリドは効かない?プロペシアの効果・副作用を比較!

こちらは基本的に病院で処方されることになります。

海外からの個人輸入などで手に入れることもできますが、副作用などは自己責任となります。

その一方で、医薬品でなくてもAGAに効果があるとされているのがキャピキシルです。

この育毛成分は最近、特に注目されています。

そこで、「キャピキシル」の発毛効果、育毛効果、副作用についてみていきましょう。

1.育毛成分キャピキシルとは?

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AGAの対策については、医療機関で「フィナステリド(プロペシア)」や「デュタステリド(ザガーロ)」などの、いわゆる医薬品の処方を受ける場合と、医薬品ではありませんが育毛効果のある製品を自己責任で使用する場合があります。

これから紹介する「キャピキシル」は、AGAに悩む人たちの関心、注目が高まっています。

では、キャピキシルって、一体どんなものなのでしょうか。

先述した通り、キャピキシルは医薬品ではありません。

そもそもキャピキシルは、カナダの化粧品会社であるLUCAS MEYER COSMETICS社が発毛・育毛成分として開発しもので、それの構成物としては、天然成分である成長因子アセチルテトラペプチド-3アカツメクサ花エキスの2つが挙げられます。

 

アセチルテトラペプチド-3

アセチルテトラペプチド-3は、4つのアミノ酸で構成されたペプチド(アミノ酸が数個~数十個繋がることで、ホルモン、神経伝達、抗菌など様々な生理活性作用をもたらします)で、細胞組織の保護・修復・再生を行います。

実際に医学の現場でも使われており、細胞復元効果を活かした治療が、外科領域や救急領域でも使われています。

その作用が、実は頭髪の毛母細胞、毛包に働きかけをし、毛髪の数を増やす、毛髪を太くする、毛髪を丈夫にするなど、発毛・育毛作用を発揮するとされています。

 

アカツメクサ花エキス(ビオカニンA)

アカツメクサ花エキスは、レッドクローバー(学名:アカツメクサ)からの抽出物でイソフラボンの一種で、女性ホルモンに似た作用で育毛を助ける働きがあります。

特に、重要なのは、男性ホルモンのテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変える酵素の5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型を阻害することが分かっています。

これらの作用を持つ2つの天然成分が配合されたのが、キャピキシルということになります。

2.キャピキシルの育毛効果・発毛効果

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キャピキシルの効果に触れる前に、まずは、AGAの原因について簡単に説明をしておきましょう。

2-1.AGAの原因とは?

アカツメクサ花エキス(ビオカニンA)の説明で、脱毛男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)、5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型について少し触れておきましたが、実は、AGAの原因は、DHTを5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型が作り出していることにあります。

したがって、AGAの治療では5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型が分泌されないようにすることがポイントになります。

まさに医療用の、服用AGA治療薬の「フィナステリド(プロペシア)」、「デュタステリド(ザガーロ)」は、5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型の分泌を阻害する薬ということですね。

2-2.キャピキシルの効果

キャピキシルは、医薬品ではありませんが、AGAの原因である5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型を阻害する効果があることから、AGAに対して発毛・育毛効果があるとされていす。

そして、キャピキシルの発毛・育毛効果を語る時には、必ずミノキシジルと比較されます。

ミノキシジルは、キャピキシルとは違って、血管拡張をすること、血流をスムーズにする効果から、毛母細胞に働きかけ活性化することで発毛に関与しています、

キャピキシルは、これまで説明した通り、アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキス(ビオカニンA)の作用で、5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型を阻害、発毛・育毛効果を発揮するので、性質が異なっています。

2-3.キャピキシルとミノキシジルの違い

この両者の比較データは、キャピキシルを開発したLUCAS MEYER COSMETICS社が、臨床データを発表しています。

ミノキシジルは米国のファイザー社が開発した薬です。

市販されている育毛剤では、大正製薬の「リアップ」に配合されていることで知られています。

このミノキシジルとの培養実験は、髪の毛の発毛にどの程度の影響力を及ぼすかという内容です。結果は次の通りになっています。

 

ミノキシジルの52%に対してキャピキシルは156%で、3倍

キャピキシルがミノキシジルの3倍効果があると言われているのは、この数字が示しています。

 

しかし、キャピキシルは医薬品ではありません。

薬事法の分類では、次のようになっています。

医薬品

厚生労働省から配合成分の有効性が認められていて、病気、怪我の治療や予防に使われる薬のことを医薬品と呼びます。具体的には、病院で医師が処方する薬、薬局・薬店・ドラックストアで売られている一般薬も医薬品ということになります。効果が期待できるので、その分副作用もあります。

医薬品に属する発毛剤は、育毛剤や養毛剤とは違って、あくまでも髪の発毛を目的にしています。リアップの成分のミノキシジル、プロペシアの成分のフィナステリド、ザガーロの成分のデュタステリドの場合は、これにあたります。

医薬部外品

厚生労働省から効果・効能は確認されていますが、副作用が少なく医薬品には効果は及びません。

具体的に、効果・効能の表示ができます。

医薬品に比べて副作用の危険性は低く、育毛剤で言えば、髪の毛の育毛環境を作り出します。

化粧品

化粧品は医薬部外品と違って効能・効果は穏やかなものを言います。2001年の規制緩和で厚生労働省の許認可は必要なく、メーカーサイドの独自性(責任を伴う)で開発が出来ることになっています。

製品化に際しては、禁止成分の配合が出来ないのは言うまでもありません。

キャピキシルの場合は、この化粧品の扱いになっています。

成分表示

化粧品と医薬部外品では、成分表示義務が違っています。

2001年の薬事法の改正によって、化粧品は全成分開示が義務付けられています。しかしながら医薬部外品については、全成分を表示する義務はありません。決められた表示指定成分(アレルギー症状を起こすなど可能性がある場合)を示せばいいことになっています。

また、化粧品では含有量の多い順に表示をしなければいけませんが、医薬部外品では、順番は関係ないことになっていますが、有効成分と、それ以外の成分を分けて表示しなければなりません。

そういう意味では、キャピキシルは化粧品に部類に属していることから、はっきりした医学的効果・効能を訴えることはできないことになっています。

3.キャピキシルの気になる副作用

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フィナステリド(プロペシア)やミノキシジルなどの医薬品では、副作用は当然起こります。

【主な副作用】

・プロペシア:性欲減退や勃起不全、肝機能障害

・ミノキシジル:動悸やめまい、低血圧症状、皮膚掻痒、ニキビ

一方のキャピキシルは、天然草成分であることと、医薬品でもないし、医薬部外品でもない化粧品に分類されているため、副作用の危険性は少ないと言えます。

しかし、多くの化粧品でも副作用は起こりますので、キャピキシルにも副作用がでることがあります。

では、どんな副作用が起こるのでしょうか。

初期脱毛

キャピキシルの副作用でまず挙げられているのが、初期脱毛です。

育毛剤の使い始めに見られる症状で、いわゆる脱毛状態が起こります。

これはヘアサイクルに関係していて、休止期の髪の毛が抜けることで正常化させようとするものと考えられています。

成長を止めた髪の毛は抜けるだけですので、早めに抜け落ちるようにして次の新しい元気な髪の毛を生やそうとするわけです。

この初期脱毛は、ミノキシジルやフィナステリド(プロペシア)のような医薬品を用いた場合では、初期脱毛は多くの人に見られることがあります。

初期脱毛は、1週間~1カ月程度脱毛が続きますが、それが落ち着くと、その後は髪の毛が生えてきます。こうして見ると、初期脱毛は副作用ではなくてヘアサイクルを蘇らせる一つのステージということが出来そうです。

一方でキャピキシルの副作用では、初期脱毛は起こらないという意見もありますので、そういう意見も聞いてみることも必要かも知れません。

頭皮の掻痒、かぶれ、湿疹

たとえ天然成分であっても外用薬を使った場合、肌に合わない人がいます。

キャピキシルでも肌が敏感な場合では、当然、頭皮の掻痒、かぶれ、湿疹が起きます。

酷くならない限り心配はありませんが、症状が酷くなるようでしたら、使用をやめて医師の診断を受けるようにしましょう。

4.キャピキシル配合商品をランキング形式で紹介!

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キャピキシルが配合された商品には、シャンプー、育毛剤、サプリメントがありますが、それぞそれの商品ランキングを紹介いたします。

 4−1.シャンプーランキング

キャピキシル配合のシャンプーは、抜け毛予防、AGA予防、M字禿げなどの対策に効果があるとされていますが、シャンプーを使ったからと言って、すぐに効果が見られるわけではありません。最短で3カ月、最長で1年かかることもあるそうです。

第1位:haru黒髪スカルププロ

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出典:https://www.haru-shop.jp/item/10200101_R

ボリュームケア、ミネラルの補給で美髪を促進、頭皮スッキリを標榜する「haru黒髪スカルププロ」。植物由来のボリュームアップ成分で髪にハリやコシを。酵素の活性化作用による美髪を目指します。また、頭皮をスッキリさせるためにアミノ酸系の洗浄成分で洗い流してくれます。

第2位:スカルプDディグニティプレミアムシャンプー

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出典:http://www.angfa-store.jp/ITEM/SDDGS000A1

頭皮環境、毛髪、香りの全てに拘ったスカルプDディグニティプレミアムシャンプーには、ヘアサイクルに着目してノコギリヤシ成分を従来の10倍配合。リンゴ果実培養細胞エキス、モウソウチクたけのこ皮エキス、新たにケラミン-1とアナゲイン、洗浄成分「アミノウォッシュ+」を配合、クリーミーで濃厚な使用感を実現しています。

第3位:ヴォーゾ(VOXO)

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出典:http://voxo-shampoo.com/

薄毛、AGA対策成分配合のヴォーゾ(VOXO)は、男性型脱毛症に高い効果をもたらす成分に拘り、3万の症例をもとに誕生しました。髪を育てる有効成分のグリチルリチン酸2Kでは低刺激で優しく、センブリなどで血行を良くして発毛を助け、頭皮環境を良くするパンテノールなどを配合して髪を太く、長く成長させます。

第4位:プログノ 126EX plus

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出典:http://www.progno.jp/

 

髪を守り頭皮環境を整える「プログノ 126EX plus」。保湿・保護力をアップするプロテインを150%増量し、髪にハリ・コシ与える3種のペプチド、無鉱物油、髪と頭皮にやさしい弱酸性を配合。プロテインとペプチドの力を利用して、髪に元気がでるボリュームヘアを実感、天然由来に成分が潤いをサポートしています。

第5位:ポリピュアダブルクレンジング シャンプー

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出典:http://529270.com/shampoo/

普通のシャンプーでは落ちにくい頭皮の汚れや、毛穴に皮脂がつまることがありますが、それをスッキリと洗い流す脂溶性肌に効果のあるのが、「薬用ポリピュアダブルクレンジング シャンプー」です。さらに毛穴を引き締め、頭皮を清潔に保つことで頭皮の環境を整えます。「濃縮柿渋エキス」が配合されていますので、夏場は、頭皮のニオイまで洗浄してくれます。


 4−2.育毛剤ランキング

 

キャピキシルを配合した育毛剤は、結構市場に導入されていますので、どれを選択すればいいのか効果を期待した上で選びたいですよね。

第1位:フィンジア

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出典:http://finjia.jp/gl1/?trflg=1

キャピキシルの他に、ミノキシジル誘導体のピディオキシジル(頭皮のケア)を配合しています。ミノキシジルと同様に毛細血管の拡張による血行促進、毛母細胞に活性化からの発毛効果が期待されます。また、カプサイシンも配合していますので、育毛剤の皮膚への浸透力を高める効果があります。

第2位:ザスカルプ5.0C

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出典:http://thescalp.jp/

キャピキシル配合のザスカプル5.0Cはリニュアルして「新髪想」ということで、47成分を配合し、マイナスイオン水を採用して、Wナノ粒子を採用しています。これを、デルタアタック理論と名付けています。

第3位:バイタルウエーブスカープルローション

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出典:https://goo.gl/uhRTiB

リンゴ肝細胞、リデンシル、成長因子、カゴメ昆布フコダイン、モウソウチクたけのこ皮エキスなどを配合、成分同士の融合が頭皮に息吹を吹き込みます。髪にハリとコシが見られ、抜け毛が減ってきます。

第4位:ボストンスカルプエッセンス

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出典:https://g-prj.com/product-buy-form/scalp_e

育毛業界で、ピディオキシジル、キャピキシル、フラーレンのようなもっとも新しい育毛成分を配合した「ボストンスカルプエッセンス」は自然由来の成分で、育毛パワーが注目されています。副作用の心配がないことが特徴的で、ミノキシジルが使いない人に向いています。

第5位:Deeper3D

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出典:http://www.mongoryu.com/deeper3d/02

よみがえれ、黒髪力ということで、Deeper3Dは、キャピキシル、リデンシル、8種の成長因子、モンゴロイド3大伝承成分、保湿・保護成分を追加しました。この成分が、頭皮環境を整え、フケ・痒みを防ぎ、毛髪を保護します。

 4−3.サプリランキング

現在、キャピキシル配合のサプリメントについては、市場導入はされていないようです。

結論:キャピキシルは医薬品でもなく医薬部外品でもなく「化粧品」、効果は弱い!

キャピキシルが結構注目を浴びているようですが、日本国内では医薬品、医薬部外品ではなく、化粧品という分類に入っています。

したがって、効果は医薬品には遠く及びません

それが薬事法が定める分類ですから。

ザガーロがプロペシアに次いで、AGA薬として導入されてから選択肢が増えている一方で、リアップなどの製品も手軽に手に入るようになっています。

つまり、AGA対策上、選択肢の幅が広がったということになります

そういう中で、キャピキシルも選択肢の1つではあります。

しかし、あくまでも化粧品という範疇の中での効果ですので、いたって穏やかな効果しかありません。

毛を生やすのではなく、生えている毛を育てやすくするというのが正確かも知れません。

治療に向き合う際には、あくまでも化粧品であるということを前提にして、情報の収集と効果・効能をしっかりと認識した上で、選ぶようにしましょう。

まとめ
・キャピキシルは医薬品でも、医薬部外品でもなく、化粧品の範疇に入る商品
・キャピキシルの成分は、天然のアセチルテトラペプチド-3と、アカツメクサ花エキス(ビオカニンA)
・キャピキシルは5α-リダクターゼⅠ、Ⅱ型を阻害し、AGAに対して育毛効果
・キャピキシルの副作用は髪の毛の初期脱毛(異論もあり)と、皮膚疾患
・キャピキシルの配合商品は、シャンプー、育毛剤。サプリメントはありません
・髪の毛の治療に対しては情報をしっかり収集した上で判断を

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