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AGA治療の基礎知識

【AGA育毛の基礎知識】髪の生えるメカニズム完全版②

今回も前記事「【AGA育毛の基礎知識】髪の生えるメカニズム完全版①」に続いて、抜け毛や薄毛に悩める男性のために、髪が生えてくるメカニズムを見ていくことにします。
ここでは、意外と知らない髪が自然に抜ける原理や、生えるスピード、そしてなぜ薄毛に見えてしまうのか、ということまで細かく説明していきます。
より効果的なAGA治療を行うためにも、髪の基礎知識を勉強して改善に役立てましょう。

それでは、髪の成長段階の説明から行きましょう!

▼ヘアサイクル

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前回の記事で毛の構造は、だいたいご理解いただけたでしょう。
次は発毛のサイクル、すなわち「ヘアサイクル」の話へと移ります。
念頭に置いておきたいことは、毛は抜けても再び生えるということ。
まず、ヘアサイクルには3つの段階があります。

images【1】成長期(2〜6年)
【2】退行期(2〜3週間

【3】休止期(3〜4ヶ月)

この3つです。
この”休止期”という段階に入った毛は自然と抜け落ちます。
シャンプーをしたときに抜け落ちる毛は、”休止期”の毛がほとんど。
しかし、そうやって自然に抜け落ちた毛は、再生機能が正常に機能していれば再び生えてきます。
鼻毛や眉毛も必ず生えてくるように、頭髪も抜ければ再び生えてくるものです。
それではここで、さらに詳しくヘアサイクルについてご紹介しておきましょう。

成長期

その名の通り毛が成長する期間のこと。
頭髪の約90%は成長期にあたります。
成長期の長さは、個人差はありますが約2~6年といわれています。

退行期

成長期が終わると退行期に移行。
退行期には、毛乳頭が萎縮し始めて毛母細胞の分裂が徐々に止まります。
小さくなった毛乳頭は、放置されて毛根が表皮に向かって移動します。
頭髪の約1%は、この退行期にあたります。
その長さは、約2〜3週間といわれています。

休止期

退行期が終わると次は休止期。
休止期には、毛乳頭と毛母細胞の両方が完全に活動休止状態となります。
そのため、休止期の髪は抜けやすいといわれています。
さらに、休止期の毛の根元は「こん棒状」となります。
なのでシャンプーなどで抜けた髪を見てみると、「こん棒状」になっているかどうかでヘアサイクルが正常に機能しているかが分かります。
ちなみに抜けた毛の根元が、こん棒状になっていれば正常です。
逆に、ちぎれたような毛や細長く途切れたような毛は、正常な抜け毛でない可能性が高いので注意が必要です。
頭髪の約10%は、休止期にあたります。
その長さは、約3~4ヶ月といわれています。
以上の3段階のループを、「ヘアサイクル」といいます。

休止期から成長期に移るまで

休止期がしばらく続くと、小さくなった毛乳頭が表皮側に引き寄せられ、皮脂腺の下側のバルジ領域(膨大部)と呼ばれる付近に近づきます。
このとき、バルジ領域(膨大部)周辺の幹細胞が刺激されて毛母細胞に変化
新しくできた毛母細胞は近づいてきた毛乳頭を包み込みます。
こうして、新たな毛球が形成されて新しい毛の成長が始まり、作られた毛球は内部に戻り成長期へと移行します。
しかし、これらの働きがどうして起こるのか、未だに解明されていません
明らかになれば新たな発毛メソッドが開発される可能性が大いに期待できるのですが。。。

ヘアサイクルと毛の太さ

通常の休止期を終えて、再び成長期に移行した毛の太さは前の周期の毛とほぼ同じ。
しかし、男性型脱毛症(AGA)の場合は、前の周期よりも細い毛が生成されてしまいます
そのため、徐々に薄くなっているように感じてしまうのです。
AGAを知ろう!
これは、ヘアサイクルの中で生成される毛の変化によるものなので、1本の毛の太さが部分的に変わることはありません(放射線などの影響がある場合を除く)。
なので、既に生えている髪の毛が太くなったり細くなったりして、髪のボリュームが変化することは基本的にないです。
育毛剤を使っても効果があらわれるのに時間がかかるのは、このためなのです
すでに生えている毛に変化はないからです。
以上、これがヘアサイクルの仕組みです。
かなり発毛のメカニズムについて理解が深まってきたのではないでしょうか?
育毛において、発毛効果の実感に時間がかかる主な理由は「ヘアサイクルが関係しているということを押さえておきましょう。

▼毛の本数

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普通の人の毛は、普通何本ぐらいあると思いますか。
その答えは、「約10万本」といわれています。
現状の毛をヘアサイクルの各段階にあててみると、
【成長期】9万本
【休止期】1万本
【退行期】1000本
という状態であると考えられます。
休止期が3ヶ月とすると、自然に抜ける本数は「1万本/90日=111本/日」となります。
一般的に、髪の毛が1日に約100本抜けるといわれているのはこの理由からです。
薄毛の原因と毛の本数の関係性
まず、毛包はどんな人でもほぼ一定の数を保っています。
と言うことは、薄毛に見える状態というのは、髪の本数ではなく毛そのものが細くなっていることが主な原因といえます
では、ハゲている部分も生えているのかというと、答えは「YES」です。
頭皮をよく見ると、実は産毛のような細く小さい毛が残っていることがあります。
いずれにしても、毛が多い人も少ない人も、その本数に大きな差はありません
いま実際に生えている毛が、太いのか細いのか、それともうぶ毛なのか、その違いで頭髪の印象が変わってしまうと覚えてください。

▼毛の成長スピード

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最後のトピックは、毛の成長スピードについてです。
成長スピードは頭皮の場所によって違いがありますが、平均では1日につき「約0.3mm」伸びます。
1ヶ月に換算すると、「約1cmということになります。
成長スピードは、毛乳頭と毛母細胞の活性具合の影響によって変わってきます
つまり活性力が低い場合は、成長スピードも落ちるということです。

薄毛改善は育毛の基礎知識を知ることから!

発毛・育毛をやるにあたって、このあたりの内容は大切な髪の基礎知識です。
髪の成長の原理原則である「ヘアサイクル」、誰もが同じである髪の本数、そしてこの知識を持つと発毛・育毛に対する意識が変わってきます。
AGA治療、薄毛改善のためにも、しっかりとこれらのの内容を押さえておきましょう。
【AGA育毛の基礎知識】髪の生えるメカニズム完全版①

・ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」という3つの段階がある
・髪が休止期に入ると自然に髪が抜ける
・抜けた毛が「こん棒状」になっていればヘアサイクルは正常
・男性型脱毛症(AGA)の場合は、細い毛が生成されてしまう
・発毛効果の実感に時間がかかるのはヘアサイクルが関係している
・自然に抜ける毛は1日約100本
・薄毛に見えるのは、本数ではなく毛が細くなっていることが主な原因
・頭の毛の本数は約10万本でそれは薄毛の人もほぼ同じ
・毛を太くするには、毛乳頭と毛母細胞を活性化させる
・髪の成長スピードは1ヵ月で約1cm